2021年は海の日とスポーツの日で変則の4連休。連休を控えたある日、久々にクラブの練習会に参加した後、銭湯に浸かっていると、パイセンが登場。
パイセン:「で、今度の4連休、どうすんねん」
ぼく:「今のとこ予定はないですけど、どっか山いきますか?」
パイセン:「せっかくの連休やからテント泊か何かで泊まりで行こうや」
ぼく:「本当は乗鞍とか泊まりで行けたらいいんすけど、コロナがまた増えてるし、近場の人の少ないとこが良いっすよね。この前、みっちゃんが明神平に行きたいって言うてましたね。」
パイセン:「おお、明神平でテント泊したらええやん、決まり!ルートとか考えとくわ!」
というわけで、約5分くらいの湯船での会話から、巷は東京オリンピック開会で盛り上がる中、山派のおっさん3人で、台高山系の明神平にテント泊でトレランキャンプに行くことになりました。
早朝の東吉野(大又)集合
銭湯会談から数日後、パイセンから2泊3日のトレラン計画のexcelがメッセンジャーに届く。1泊目は明神平でテント泊、2泊目は降りてきて東吉野の大又にある「ふるさとの村」のテント泊施設を予約したとのこと。で、初日の集合時間は・・・ 東吉野の大又 ふるさとの村駐車場 5:30集合!!
当然、そんな時間に公共交通機関は動いてないし、連休にマイカーを占有すると家族が困るし、荷物をザックに詰め込んで背負ってバイクでいくしかない。しかも、久々のテント泊でトレランつきだから、トレランの補給や夕食・朝食のことや、着替えのことなど、準備が意外と大変。幸い、連休2日目スタートだったので、連休初日にせっせと準備をして、私は10kg以上のザックを背負って、早朝4:30にバイクにまたがり家を出たのでした。
が、途中、google先生が最短ルートを(道の分かりやすさを無視して)探索してくれたらしく、かなり渋い県道などを織り混ぜてくれ、少し走ってはスマホを確認してを繰り返す。(バイクでは軍手をしてるので指紋認証がきかず、かなり面倒・・・)途中からgoogle先生を無視して進んでいると、右折を忘れて直進しすぎて早くもロスト。そんなこんなで、結果、パイセンとみっちゃんを30 分も待たせることに。申し訳ございませんでした。
大又登山口駐車場~明神平
大又登山口駐車場は比較的広い駐車場で20台くらいでしょうか。ただ、我々が到着した時は、8割程度埋まっていて車道脇にもかなりの台数駐車されていたので、時期によっては満車になるのかもしれません。ここから明神平まで、1時間少々の急登です。夜のお酒などが詰まった重いザックを背負って、心して出発します。

最初は林道が続きますが、その後は川に沿って急勾配となります。何度か川を渡渉しながら進みます。渡渉はロープが張ってあるので、慎重に進めば問題ないですが、水量によっては石から石が離れていたり、滑りやすい石もあるので、いきなり片足ドボンの可能性はあります。早朝からドボンはテンションだだ下がりになるので、やはり慎重に進みます。


後半になると、川から少し離れて、つづら折りの登山道で一気に高度を上げていきます。この辺りの木々は植林ではなく自然林で、ブナの木が本当に綺麗です。ただ我々は夜のプチ宴会の飲み物など重いザックを背負っており、途中の明神滝(そこそこの水量でした)やブナ林をゆっくり鑑賞することもなく、ひたすら明神平を目指します。

明神平でテント設営
というわけで、、、着きました!明神平!!
とても緑が綺麗です。結局、1時間10分くらいかかったでしょうか。地図時間とあまり変わらないくらいかかってしまいました。早速、テント設営を開始します。朝の7:30頃ですが、前夜に宿泊したと思われるテントが10張りくらい。
テン場は、大きく日当たりのよい芝生ゾーンと、ブナ林の中で水場にも近い森林ゾーンがあるのですが、我々は芝生ゾーンに。本音は、プチ宴会に使えそうな東屋が近くにあった、、、ということが大きいでしょうかw

芝生ゾーンは風が強いと遮るものがないので少し心配ですが、この日は天気もよかったので結果的には非常によかったと思います。

明神平あれこれ(水場とか)
私は初めての明神平でしたが、天気が良かったこともあり、とても綺麗でよかったです。
そんなこんなで、明神平あれこれを。
【水場】
水場は天理大学のかもしか山荘の横に「水場5~6分」の表示があります。そこから小道に沿って進むと水場があります。ガレた溝に沿っていくと水場の川に出ますが、そちらではなく、小道を素直に進むと、塩ビパイプの水場が現れるので、川に降りる必要はありません。下の写真はちゃんとパイプの水場があるのを知らずに川から水を汲んでいた時のものです。川には降りずに、小道を進みましょう。小道はほぼフラットです。(塩ビパイプの水場写真がなくてすみません。)
なお、水場は大又側に下る登山道で5~10分くらいのところにもあります。こちらは明神平から下ったところになるので、移動の途中で汲んで上がる場合を除いては、テン場からわざわざ降りることはないかと思います。



その他の水場として、今回のルート上にあったのは、
・千石山から激坂を下ったところの脇の沢水
・桧塚奥峰に向かう登山道上からガレた溝に沿って50m程度下ったした
にありました。いずれも、水場の看板などないですし、沢水なので気になる方は浄水器が必要かもしれません。我々はがっつりそのまま飲みましたが。
【施設など】
・基本、なにもありません。トイレもありません。
誰でも休憩に使える東屋がひとつあります。
あとは、天王寺高校の「あしび山荘」、天理大学の「かもしか山荘」がありますが関係者用です。

【その他】
・虫がいっぱいです。
7月中旬~下旬の晴れた日でしたが、お昼は、大きなアブなどがいっぱい飛んでました。とくにかまれたりはしないので放っておけば良いのですが、食事などしているとコップや料理に止まるので追い払うのがうざいです。
さらに夕方になると、コバエのような小さな虫が大量発生して、顔の回りなどに集まります。その数、数十匹という感じなので、テントの外にはいれなくなります。我々もプチ宴会は早々に切り上げて各自のテントに避難しました。(そのまま爆睡しました。)
さて、肝心のトレランはまだ始まりませんが、、、w 本日はここまで。
明神平~明神岳~笹ヶ峰~千石山~池木屋山のトレイルは、美しいブナ林のトレイルで、ブナの幹の白、葉の緑、空の青のコントラストが美しい絶景トレイルでした!次回、ご紹介します。
最後までお読み頂き有り難うございました。続編は以下からご覧いただけます。