[トレイル練習]台高山系 明神平トレランキャンプ(その2 池木屋山へ)

トレラン練習

 トレランを開始する前までで終わってしまった(苦笑)その1に引き続き、その2です。いよいよ、走り始めますw!きれいなブナ林のトレイルを満喫する池木屋山までのピストン(+α)です。前回の「その1」は下記からご覧ください。

基本情報

【コース概要】大又登山口~明神平~明神岳~笹ヶ峰~千石山~赤倉山~千里峰~霧降山~池木屋山 (折り返して往復、明神平泊。ただし、途中に桧塚奥峰往復)
  ・距離: 25.3km
  ・累積標高: 2,439m
  ・時間: 5 時間6分(テント設営などの時間は除く)

【コース図】スタートは大又登山口駐車場、ゴールは明神平

コースの概略図

【走った人】 パイセン、みっちゃん、うえっち

明神平周辺

 テン場の設営が終わると、早速、池木屋山までのピストンのトレランに出発です。明神平はブナ林に囲まれた芝生のエリアで、そこから明神岳や前山に向かってシダの山の中に、トレイルがあり、非常に綺麗な景色が広がります。天気が良いとおのずとテンションが上がります。とはいえ、ダラダラ登りでのっけから汗が吹き出します。

シダの中のトレイルを明神岳方面に進む

 シダの中のトレイルを抜けると、次はブナ林の中の美しい景色が広がります。関西ではどうしても杉や檜の植林の山が多いですが、ここまで美しいブナ林の自然林が広がると、思わず見とれてしまいます。おっさん3人、ピークでは代わる代わる写真を撮り合って先に進みます。

明神岳へのトレイル尾根沿いでほぼフラットなトレイル

 明神岳へはブナ林の中のほぼフラットでやや登りのトレイルを進みます。標高は1,300m程度あり、晴れていても日陰になるので、時折吹く風が非常に心地良いです。水の消費量も押さえられます。

明神岳(ピークというよりブナ林の丘の途中)

 ほどなく、明神岳に到着。当然、登り区間はあるのですが、緩やかな登りなのでピークというよりは、丘の中腹にある休憩ポイント的な感じです。お天気にも恵まれ、ブナ林の幹の白い色と鮮やかな緑と空のブルーで、おっさん3人、テンションが上がりまくりです。

明神岳~笹ヶ峰~千石山

 明神岳を出て笹ヶ峰までは尾根沿いの走りやすいトレイルが続きます。途中、小さな丘(といっても標高で30m~50mくらい)をいくつか越えますが、気持ちよく走れるトレイルです。

笹ヶ峰に向かうトレイル

 千石山まではずっと尾根沿いに小さなピークを繰り返し越えていくのですが、少し尾根が細く痩せた箇所があります。ゆっくり行けば問題ないのですが、片側が切れ落ちてたりするので少し慎重にすすみます。(とはいえ、決して難しいトレイルではありません。)

このような尾根が次第に痩せて切れ落ちている部分もある

 笹ヶ峰も小さな小山という感じ、笹ヶ峰を出ると千石山に向かいます。千石山は比較的急な登りです。とはいえ、標高で200mもないように思いますが、ずっと楽に走れるトレイルだったので、相対的に登りがキツく感じて堪えます。千石山を過ぎると尾根筋を外れ、右手に大きく曲がって沢まで降りていきます。

私はここを尾根筋を真っ直ぐ進んでプチロストしてしまいました。
テープに気を付けて、右下方面に下る(標高200m弱の激下り)ように注意ください。
笹ヶ峰の頂上にて

千石山下の水場

 尾根筋から外れて激下りを下りきると、水場があります。特に水場の看板などはないですが、水の流れる音が聞こえるのでわかると思います。トレイルからは少しだけ左手に降りていく感じになります。雨の後なら水量は豊富かもしれませんが、我々が行った日はあまり水量が多くなく、水溜まり的なところもありましたが、川沿いに遡上すると流れのある部分があり、しこたま水を飲んで補給しました。

 ただの沢水ですが、流れのあるところで汲めば飲めるかと思いますが、気になる方は浄水器を通された方がよいかもしれません。(我々3名は、気にせず飲みましたが。)いずれにせよ、池木屋山方面に向かう水場はここしかないので、十分な水を担いでいない場合は、この水場で補給するしかないように思います。

 また、水場の近くには休憩できるような平地があり、我々が行ったときは親子のハイカーさんが休憩されていました。また、そこそこの広さがあるので、小型テントなら、3張り程度は張れるのではないかと思いました。

水量少な目の沢ですが、上流の流れのあるところで汲みます

赤倉山~池木屋山折り返しへ

 千石山の下の水場を過ぎると、激下りで下った約200m分の標高を赤倉山に向けて登り返します。赤倉山が1,394mなので、ちょうど千石山と同じくらいまで戻すことになります。まぁ、200mくらいで、、、とは思うのですが、最近の練習不足で弱っていることもあり、登りは少しつらく感じながら。実はこのとき、水場を過ぎてから追い越した親子のハイカーさんが意外に早く、小学生高学年くらいと思われるお子さんの声が下から聞こえてきて、おっさんがなんか焦ってしまったのもあったと思います。

 そんなこんなで赤倉山まで登り直し、後は 千里峰、奥の平、霧降山という2つの小ピークを過ぎると池木屋山に到着です。トレイルも走れるトレイルで、天候的にも日陰が多く涼しかったこともあり、予想以上に早く到着しそうです。この辺りから、「13:30頃にはテン場に戻ってしまいそうやけど、することないから、何か追加コース考えなあかんな」というパイセンと、「早くテン場に戻ってゆっくりしたらええですやん」というみっちゃんの微妙な駆け引きが始まります。

ところどころ、眺望の綺麗なポイントがあります(写真は千里峰と間違えた似せピーク)

 この辺りから、足元に少しブッシュが延びている箇所があります。いわゆる藪こぎのような状態ではなく、トレイル両脇の木が少し延びてるという程度なのですが、カーフガードを忘れたみっちゃんにはかなり辛かったと思われる。

近くで見ると綺麗な葉の低木ですが、トレイルにかぶさる箇所がありました

 下の写真のように、徐々に両側の低木がトレイルに被さってきて、少しかき分けて進む必要のある箇所が何ヵ所かあります。7月中~下旬のこの時期では、少しうざいという程度で、あまり大したことはありません。

低木が被さるところ(手前は大したことないですが、徐々におおわれていきます)

 とはいえ、大した登りもなく、あっという間に池木屋山に到着です。予想以上に早くついたので、補給もかねて大休止とし、どこか追加で走るかなど、時間潰し策について話し合うことに。

池木屋山は少し広くてお昼休憩にぴったりの場所

 さて、時間潰し策。一番単純なのは、ここから宮ノ谷登山口まで降りて、霧降山へと登り返す周回ルートを追加すること。私はその時、このルートは全く調査できていなかったものの、パイセンから、1,000m くらい降りて登り返しと聞いて、怖じ気づきました。そもそも、時間的にも厳しいかもしれない。これには、みっちゃんも「ちょっと、何言ってるかわからない」的な感じで反対表明。結果、あまり無理をせずに、まずは明神平まで戻って、水無山・国見山の探索など、明神平近辺で時間を潰すことに決定。

 帰って調べてわかったのですが、宮ノ谷登山口までは破線ルートで滑落多発地帯とのこと。とはいえ、ルートはしっかりしていて、滝も非常に綺麗なようです。今回は情報もないまま、無理をしなくてよかったと思いますが、もう少し体力に余裕のあるときにまた行きたいと思います。

 今回は、一旦ここまで。この後、帰り道のなかで、桧塚方面に少し探索することになるのですが、その話は次回にしたいと思います。今回も最後までお読み頂き有り難うございました。

前回の「その1」、続編の「その3」は、下記からご覧いただけます。

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