基本情報
交通情報
【起点】本コース案内では、叡山電鉄 修学院駅から比叡山に登るコースとしている
【終点】本案内では打見山(びわ湖バレイ)から、JR志賀駅に下山する
コースの概要
【基本情報】36.0km、累積標高 2,750m、時間 約8時間15分(筆者らのペース)
【コース地図概要】

【コースタイム:地図時間・計画・実際の対比】
※筆者らは多少弱っていますが、マラソン サブ3.5程度の走力のトレラン中級者程度です。
地点 | 地図累積時間 | 計画累積時間 | 実際累積時間 | 当日の到着時刻 |
修学院駅 | 0:00 | 8:15 | ||
ケーブル比叡駅 | 2:05 | 1:15 | 0:54 | 9:09 |
延暦寺釈迦堂(トイレ) | 2:50 | 1:38 | 1:28 | 9:43 |
横高山 | 4:20 | 2:32 | 1:50 | 10:05 |
仰木峠 | 5:30 | 3:00 | 2:17 | 10:32 |
梶山 | 6:35 | 3:39 | 2:41 | 10:56 |
伊香立越 | 7:50 | 4:09 | 3:15 | 11:30 |
宮メズラ | 8:55 | 4:48 | 3:47 | 12:02 |
還来(もどろぎ)神社 | 9:43 | 5:07 | 4:08 | 12:23 |
霊仙山 | 12:08 | 6:34 | 5:19 | 13:34 |
権現山 | 13:18 | 7:16 | 6:09 | 14:24 |
小女郎峠 | 14:13 | 7:49 | 6:36 | 14:51 |
打見山 | 15:13 | 8:19 | 7:10 | 15:25 |
JR志賀駅 | 17:33 | 9:15 | 8:15 | 16:30 |
水場・補給・銭湯など
■比叡山から霊仙・権現の間で水の補給が必須ですが、還来神社手前の沢水が唯一の補給ポイント。これ以外であれば、ロード沿いで自販機を探すしかないように思う。蓬莱山まで1,000mの登り返しなので天候にもよるが1L は持っておいた方がよいと思う。
・叡山電鉄修学院駅:線路を渡ってすぐにセブンイレブンあり(トイレもあり)
・ケーブル比叡駅:自動販売機
・比叡山延暦寺釈迦堂横:トイレ
※拝観料を払って境内に入れば自販機あり、京都トレイルコース沿いにはなし
・宮メズラ~還来神社へほぼ下りきった辺りに沢水(よく出ている)
※私はそのまま2L近く飲んだが、濾過・煮沸した方がよいかもしれません
※還来神社の手洗水があったが、ちょろちょろだったのと飲めるか不明
※還来神社横のロード沿いを行くと自販機ありそうな雰囲気も、確認できず
・打見山(びわ湖バレイ)食堂・自販機・トイレあり
スタート~比叡山
叡山電鉄 修学院駅からスタート
叡山電鉄修学院駅から踏み切りを渡り東に向かう。踏み切りすぐのセブンイレブンで行動食・飲み物購入とトイレも済ませる。修学院駅のトイレはホーム端に小さいのがあるが、セブンイレブンでお借りした方が綺麗で近い。
比叡山取り付きには、そのまま東に向かい、少し左折後、音羽川沿いの道に右折したら、ひたすら川沿いを進む。小さな橋を左にわたればすぐに取り付きに到着します。早速の急登がはじまるので、こころして歩き始めます。
取り付きから比叡山
ここからは比叡山まで登りが続く。あまり展望のない登山道ですが、山頂に近づくと展望スポットもあります。

地図の時間では2時間弱、トレイルランナーなら登りをガシガシ登ってフラットを少し走れば約1時間でしょうか。ケーブル比叡駅には自販機があり、「HIEIZAN」の文字のある写真スポットなどで少しゆっくり休憩をとります。

この後、水場がしばらくありません。比較的、アップダウンは少なく走れる区間ですが、かなりの時間かかるので、補給は十分持っておく必要があります。私が行った日は暑くて、すでに比叡駅で既にTシャツは全面汗でビッショリだったので、ここで再度、1.5Lもって出発しました。
比叡山~還来神社
京都トレイルパート(比叡山~仰木峠)
比叡山からは、京都一周トレイルのコースに従って比叡山延暦寺を抜けていきます。京都一周トレイルのコースを通る場合は、延暦寺の拝観料を払う必要はありません。ただ、時間に余裕があって、マラニック的に拝観も楽しむのもいいと思います。また、境内に入れば、自販機なども利用できます。京都一周トレイル沿いに進む場合は、自販機はありませんが、比叡山延暦寺釈迦堂横のトイレはお借りできます。

比叡山延暦寺からは、ドライブウェイ沿いに横高山を目指します。微妙にアップダウンや階段もありますが、ここは(トレイルランナーには)走れるパートです。できるだけ歩くことなく、横高山取り付きのせりあい地蔵までゆっくりとでも走り続けます。
京都一周トレイルでは、横高山と水井山の急登は嫌な区間ですが、今回は比叡山スタートなので、非常に楽です。(といってもしんどいのですが)いつもは、伏見稲荷から大文字山と比叡山を越えていますが、今回は比叡山のみなので、ずいぶんと足の疲労度も違います。一気に登って、そのまま仰木峠までの走れる区間を進みます。
仰木峠までは下り基調で走れるトレイル。ただ、ところどころ木の根が張った急な下りなど若干テクニカルな箇所があるので、調子にのり過ぎないように注意しながら走ります。ただ、ほぼ下りとフラットな走れるロードで、あっという間に到着する感覚だと思います。
比叡比良トレイル序盤(仰木峠~還来神社)
仰木峠からは右折して、京都一周トレイル(大原方面)とは別れて、比叡比良トレイルに入ります。比叡山インターナショナルのコースと同じになります。ここからは、京都一周トレイルの道標がなくななり、やや踏み跡の薄目の箇所もありますが、比叡比良トレイルやピンクテープなどのマークもしっかりしてますし、分岐点さえ地図を確認しながらいけば、ロストするようなことはないと思います。

登り区間も延々と登るということもなく、「えぐい」急登もなく、トレイルランナーなら走らないといけないなぁというトレイルが延々と続きます。この日は、特に蒸し暑く、ずっと走り続けているとかなり消耗していきます。途中、ロードと少し交わるところで、道端に座り込んで補給休憩をとりました。水分だけでなく行動食も補給し、少し大休憩をとったあと出発するとき、同行者の座ってた跡にはちょっとした水溜まりができてました(笑)

ずっと走れる植林の山々を越えていくと、「宮メズラ」からは一気の劇坂の下りとなります。宮メズラから還来神社までは、2つのルートがありますが、今回は距離が短く時間も短い方を選択。こちらは凄い急坂で、踏み跡も緩め。とはいえ、ロストするようなこともなく、一気に落ちるように下りますが、大腿にかなりの負担がかかります。ほぼ下りきって、還来神社前のロードに出る少し手前左手に水場があります。沢水なので飲めるかどうか不明でしたが、私は(同行者も)ガッツリ飲んだ上に1L以上もったので、2Lくらい飲んだかもしれません。気になる方は浄水器を通した方がよいかもしれません。ただ、この後は、もう一度、1,000mくらい登り返すので、ここで十分水を補給しておく必要があります。
比良縦走路(霊仙山~打見山・びわ湖バレイ)
霊仙山までの登り
霊仙山へは、還来神社前を通りすぎてロード沿いにしばらく行った左手の車止めから入ります。地図には登山口とあるのですが、特に標識や案内板はありません。少し草の生えた林道に車止めがあるので、注意してみているとわかると思います。
ただ、このパート、あまり通る人は少ないようです。反対の栗原側がメインの登山道と思われ、最初の林道パートは背丈くらいの草の中を歩いていく感じでした。ただ、林道から登山道に入ると踏み跡もしっかりし、歩きやすいトレイルになります。マウンテンバイクも通る登山道のようで、一部、登山道がえぐられてしまっている部分もありました。
中盤からは、かなりの急登続き。一気に、高度を稼ぎます。20分程度でしょうか、急登にうんざりですが、我慢してひたすら山頂を目指します。この後、権現山への登りも厳しいですが、この霊仙山への急登と、権現山への急登を耐えたら、あとはダラダラ登りなので、さほど厳しいポイントはありません。

霊仙山の登りで死力を尽くした後、権現山へは少し下ってから再びの急登。すっかり疲れてしまい、一歩、また一歩とハイカーさんより遅いペースに落ちてしまいます。しかも、水を飲んだり、ジェルを補給したりして、同行者にかなり待っていただく状態に。遅れながらもなんとか権現山に登ると、比良山系の稜線と共に、琵琶湖が一望でき、ここまで走ってきた比叡山方面の山々も一望できます。

