[トレイル練習]台高山系 明神平トレランキャンプ(その3 桧塚奥峰往復とテント泊)

トレラン練習

 明神平キャンプ3回目です。今回は、池木屋山までのトレランの復路と、途中に桧塚方面へピストン寄り道、テン場での宿泊についてです。とはいえ、トレランコースは往路で書いたので、復路はあまり書くこともないので、桧塚方面寄り道での水場探しを中心に。前回の「その2」は下記からご覧ください。

池木屋山~テン場への復路

 復路は来た道そのままですが、向きが変わると少し見え方も変わってきます。赤倉山からの下りでは、往路は必死に(早い小学生連れの親子から逃げるように)登ってきたのですが、改めて下りで見ると、ず~っと往路で来た尾根道が一望できることに改めて気づいたりします。

 同時に、あれが千石山で手前で沢まで降りて、あの高さまで登り返すんだなぁとちょっとうんざりしたりもします。(笑)

これから戻る山並みを眺めるみっちゃん(千石山方面)

 さて、いよいよ千石山への登り返しです。たかだか200mしかないんですね。とはいえ、結構、急な登りで疲れた体には堪えます。3人とも、これくらいの登りは、ぐだぐだ言わず無言で上りきるのが一番とばかりに、無言でひたすら登ります。大した距離でもないので、15分も経たないうちに尾根線に上ることができます。

千石山の登り、急騰ですが距離は大したことないですw

 明神岳付近でしょうか。これまた、往路では気づかなかった展望ポイントを発見。展望好きのみっちゃんが喜んで写真を撮りにいく。遅れてパイセンが、ワシこういうのあかんねん、と、びびりながら近づく。代わる代わる、「後ろ気を付けて」、「落ちんなよ」と言いながら写真を撮りあいます。

パイセンに落ちんなよと言われながら写真を撮るみっちゃん

桧塚方面寄り道(桧塚奥峰ピストン)

桧塚へのトレイルの水場探し

 笹ヶ峰近辺まで帰ってきて、もうテン場もすぐ。やはり、まだ午後2時前にテン場に着きそう。パイセンがどうやって時間潰しすんねん、、、と言い出したところに分岐の看板。桧塚方面と明神平方面の分岐。パイセンが、「下の桧塚登山口まで降りてから、もう一度、明神平に登り返したら、ちょうどええ時間になるんとちゃうか?」と言う出す。一方、みっちゃんは「もうテン場でゆっくりしたらええですやん」と必死に抵抗。僕は間で、どうしょうかなぁ、、、と悩む。

 結局、声の大きいパイセンに従い、まぁゆっくりでもいってみますか、、、となり、桧塚方面に下る。ただ気になるのは水。登り返すなら、登りに備えて水を少し補給したい。見ると、桧塚へ下りる途中に水場があるとのこと。だが、地図上の水場位置に来ても水の音も聞こえないし、看板もなにもない。地図の水場のところには、「ガレたところを50mくらい下る」とある。

 もう水場いいですやん、、、と言うも、パイセンは「水場の把握は大事や、調べときたい」と水場の降り口を探してさまよいだす。枯れ葉がいっぱいでわからないけど、谷上になった部分は枯れ葉の下が川の跡のようなガレている。「これしかないやろ、、、」と一気に下り出す。

枯れ葉の下にガレた川の跡が。これに沿って下る。

 確かに50m程度下ったところに、沢がある。川が流れているというよりは、枯れ葉が堆積した底の方から伏流水が涌き出てきて流れになってるような感じ。決して流れは強くないので、場所によっては少し水が淀んでいるようにも見える。比較的、流れのあるところで、水を汲みます。

沢の流れのあるところを探して水を汲む

桧塚奥峰

 水場から登山道に復帰して走っていると桧塚奥峰に。登山道は緩やかなアップダウンがある程度で走りやすい。踏み跡は濃くはないが、非常にたくさんのテープ(「登山」と書かれたオレンジ色のテープ)があり、迷うことはほとんどない。

桧塚奥峰方面へ

 桧塚奥峰は登山道から10m程度だけはずれたところにあるが、すごく綺麗なところで、絶対に立ち寄るべきです。せっかくだから3人で写真を撮ろうと、セルフタイマーで写真をとったりして、結構時間をかける。

この看板でみんなでセルフタイマーで写真を撮る
桧塚奥峰の展望ポイントで

 桧塚奥峰で写真を撮ったりしながら、なんかもう登山口まで下りて登り返すの嫌になってきましたわ、と泣き言を言ってみる。でもここまで来といて、どうすんねんというパイセンに、いや、分岐点まで戻ったらよろしいやんと言ってみる。いや、実際、もう足あんまり残ってないし(笑) みっちゃんも同調。

 結果、桧塚奥峰で折り返して分岐点に戻る。戻りはあっという間。最後の方で、僕は足をつりかけたりしてたのですが、なんとか分岐点まで戻る。ここからテン場の明神平まではほんの少し。もうみんなの頭の中は、乾杯のビールのことでいっぱいになる。

テン場にて

 分岐からはもう明神平はすぐです。なだらかなシダの間のトレイルをゆっくりと下りながら、花道を戻るような気分で明神平に向かいます。改めて、天気にも恵まれて本当に綺麗だなぁと思いながら下ります。

桧塚方面への分岐、ここまで戻ればシダのトレイルrを抜ければもうテン場

 遠くに、天王寺高校のあしび山荘が見えてきました。私たちのテントはそのすぐ横に張っています。

帰ってきた~!あしび山荘が見えた、テントはあのすぐ横です。

 テン場につくと、もうビール乾杯のことで頭が一杯。夕食に向けて水汲みとかもあるけど、まずはビール乾杯しようや、という話になります。

夕食&プチ宴会

 今回、ビールは保冷剤をかねて凍らせた缶ビールが2本だけ、みんなで分けて飲みます。もうほとんど一口ですぐになくなっちゃいますが、うまい~っ!!やっぱりトレランの後はまずはビールですね。大又の登山口から明神平までは1時間以上上らないといけないので、どうしてもアルコール濃度の高い焼酎やウィスキー、ワインなどになってしまうのですが、やはり乾杯ビールは必要です(笑)

まずは冷えたビールで乾杯です!

 ひとしきり、ビール乾杯で落ち着くと、夕食・プチ宴会に向けた準備です。まずは、着替えないといけないし、水も組まないといけないです。テン場から水場までは、ほぼフラットのトレイルを5分程度進んだところにあります。

 当然、お風呂はないのですが、お昼はトレイルを走って全身汗だくなので、水場で濡らしたタオルで全身を拭いてから着替えを行いました。(ただ、おそらくこの体拭き作業中にブヨかなにかに刺されたようで、胸と足の何ヵ所か、1週間くらい痒かったです)

 水汲みは、私とみっちゃんは水汲み用のボトルがなく(わたしはトレラン用のソフトフラスク2本、計1Lしかなく、みっちゃんに至ってはボトル自体がなくw)パイセンに「お前らいったいどうするつもりやってん」とディスられながら、パイセンのペットボトルを有り難く使わせていただきます。

今宵のアルコール:コーラはワイン、透明なのは黒霧島w

 さて、夕食です。各自、アルファ米やカップヌードルのぶっかけ飯に、ラーメンなどを準備していただきます。また、飲んべえの3人なので、準備したアルコールは、パイセンがコーラのペットボトルに偽装したワイン(500ml x 2 本)、みっちゃんがアルパカのワインボトル、私がビール2本と黒霧島(500ml)でした。

夕食の様子(手前カレー飯、この後にチキンラーメン、パイセンはワンタン麺)

 このメンバー、条件が満たせばエンドレスに飲み続ける人達なんですが、日が傾くにつれて、虫が大量発生。蚊ではないのですが、コバエのような、よくトレランで遭遇するメマトイのようなのが、顔の回りに発生してきます。話をしていても、常に手で虫を追い払っていないといけない状態で、さすがのパイセンも「さすがにアカン、撤収してテントに逃げ込もう」と言い出す始末。

 ただ、自分の荷物を減らしたいために、コーラ偽装赤ワインを全部飲めとうるさい。急いで残っていたラーメンやらワインやらをお腹に流し込んで、撤収準備を進める。撤収が終わる頃にはさらに虫の数が増え、パイセンの頭の回りには 20~30匹ぐらいのコバエがたかっている。こらあかん、まずはテントに逃げ込めとばかりテントに閉じ籠ると、寝袋に下半身をいれて携帯を見ながらあっという間に寝てしまった。後で聞くとおおむねみんなそんな感じで、すぐに爆睡したみたい。

撤収

 このトレランキャンプ、2泊の予定で、2日目は大又に降りて「ふるさと村」のテント区画でテント泊の予定。しかも2日目朝から、ぐっちゃんが新たにメンバーに加わる予定で、ふるさと村の駐車場に6時集合で待っているという。

 テン場から大又の登山口の駐車場まで約1時間、そっからふるさと村の駐車場まで20分くらいはかかるとすると、4:30には降り始めないといいけない。とすると、4:00 にはテント撤収をしないといけない。が、、、なかなかそんなうまく朝起きてから事は進まず(笑)、、、しかも登山口までは下りになるからかなり早く降りれるんじゃないかという甘い期待などもあり、、、30 分遅れぐらいで事が進む。実際、僕はテント撤収を始めないといけない4:00頃に、ちょうど朝食のマルタイラーメンが出来上がったくらいで、そこから美味しく間食してから、おもむろにテント内の片付け(寝袋や衣服などの片付けなど)を始めたので、テントの撤収は4:30 頃からになってしまいました。

朝は2日目の予定があるので急いで撤収

 結果、約束していた6:00に、ガッツリ30分遅れて到着し、ぐっちゃんに謝る。しかもぐっちゃん、ふるさと村が遠いからと早めに家を出たらしく、朝の5:00に着いていたらしい。本当に申し訳なかったです。

夕日・朝日はあまり見れなかったですが、少し朝の景色を。

 さて、トレランキャンプは2日目に入るのですが、明神平キャンプ編はここまでの3回で一旦終了にしたいと思います。2日目の様子はまた別途、東吉野トレラン編としてレポートしたいと思います。(どんなけ引っ張んねん、、、な感じですがw。なお、2日目は私の携帯充電用バッテリーがへたってて、携帯充電切れで大して写真ないので、短めになると思います。)

 前々回の「その1」、前回の「その2」、次回の「東吉野トレラン編」は下記からご覧ください。今回も最後までお読み頂き、有り難うございました。

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