[生駒縦走路] 京田辺~王寺トレラン (リベンジの巻w)

トレラン練習

 UTMB weekを翌週に控えた週末、もし今年やったら確実に走れんな・・・と思いつつ、先日に暑さにやられて未遂に終わった生駒縦走トレランのリベンジに行ってきました。暑さも若干和らいだので、なんとか行けるんじゃね?と軽い気持ちで、いや、リベンジを固く心に誓って、ボッチで新田辺駅に降り立ったのでした。

 前半は前回と同じルートなので、差分を中心に。後半は王寺までのコースをご紹介します。(というか生駒縦走路のメインなので、みんな知ってますねw)

今回のコース概要

コース地図

 コース概要です。3割くらいは繋ぎのロードがありますし、林道なども多く、純粋なトレイルは半分もないように思います。何ヵ所か、ロストしています(笑)

今回のコース地図(何ヵ所かロストあります)

コース情報

【日時】2021年8月21日(日) 8:16スタート
【距離など】 55.1km、累積標高 2,120m、時間 9時間23分(笑)
【走った人】 うえっち(ぼっち練習)
【水場情報など】
 コース全般通して自販機多数、あまり背負わず、都度購入が良い
 ・新田辺駅、京田辺駅周辺: トイレ、コンビニあり
 ・枚方尊延寺近辺(甘南備山~アンテナ山つなぎ): コンビニ、自販機複数あり
 ・交野いきもの ふれあいの里: トイレ、事務所に水有料で配布
 ・くろんど園地 キャンプ場、小屋の2箇所に自販機
 ・私市駅周辺: 自販機多数あり
 ・星田園地 ピトンの小屋: トイレ、自販機あり
 ・飯盛霊園(管理事務所横): 自販機あり
 ・室池園地入り口(駐車場): トイレ、自販機
 ・阪奈道路歩道橋横~ロード: 自販機(トレイルまでのつなぎロードに3箇所)
 ・暗峠: 峠の茶屋(自販機は今回みつからず)
 ・信貴スカイライン展望台:自販機
 ・十三峠手前 鐘の横の駐車場: 自販機
 ・信貴山からのロード: 自販機いっぱい

前回の復習(田辺~生駒まで)

 まずは、前回途中までで断念した生駒までの道のり。当然、同じなので、差分のみでいきま~す(笑)!

田辺~交野山

 今回も、近鉄 新田辺駅から出発、JR京田辺駅も様子を見に立ち寄ると、新田辺とほぼ同じ一休さんの像を発見。細部が微妙に異なりますが、同じ型で作成して仕上げが少し違うのでしょうか。今回は、京田辺駅の一休さんに見送られて出発です~!

京田辺駅の一休さん、数珠は本物がかけられています。

 前回同様に、まずは甘南備山です。前回は旧登山道でしたが、今回は管理道と登山道をつなぎながらの別ルート。すると、展望台が登場。前回は気づきませんでした。山頂より少し下にあります。

立派な展望台が登場

 せっかくなので、田辺方面(東向き)の景色を眺めます。曇り予報でしたが、今日も暑くなるのかなと少し焦ります。

展望台からの眺め(京田辺方面)

 ここからは、前回同様に一旦ロードに下りて、枚方野外活動センター方面へ、アンテナ山・サンドイッチ山を目指します。途中、枚方尊延寺付近を通過しますが、ファミマもありますし、自販機も何ヵ所かありますので、この辺りで補給は可能です。

 アンテナ山、サンドイッチ山を過ぎると国見山との分岐です。前回同様、時間が遅れていることに加え、王寺まで通していきたいので躊躇なくいきものふれあいの里方面に進みます。

右が国見山方面、左が交野山・ふれあいの里方面

 いきものふれあいの里の白旗池を過ぎて、細いロードを横断すると、交野山の登りが始まります。急登ですが、時間は短いです。今回、時計を見てると、ロードの登り口から6分くらいで登れてしまうようです。

いつ来ても壮大な眺め。今日は少し曇ってます。

くろんど園地~室池園地

 交野山から一旦下って、くろんど園地に入ります。駐車場付近の林道を進むと、今回はキャンプ場管理棟が開いていました。コロナのせいか閉まっていることも多く、横のトイレと水道でかぶり水だけすることが多いのですが、今回は自販機でコーラを頂きます。この自販機は管理棟のシャッターの内側なので閉まっているときは使えないと思います。少し私市方向に林道を進んだ小屋の自販機(前回はこちらを利用)はいつも利用できます。

管理棟の自販機でコーラを頂きます

 ここを過ぎれば、私市の駅まで一気に下り。ここしばらく、雨も多かったので、前回は枯れていた滝も今回は流れてるだろうと楽しみに下ります。

今回は滝も流れてました

 ちゃんと水が流れてました、滝。ザックを背負ったまま、滝に頭を突っ込んで、大胆にかぶり水をします。曇りとはいえ、熱がこもってきますので、ずいぶん楽になります。

星田園地のピトンの小屋

 私市駅まで一気に下ると、星田園地のピトンの小屋まではほぼフラットな歩道を一気に走ります。ピトンの小屋でアクエリを補充し、星田園地を登ります。前回同様、登りがだんだん走れなくなりますが、今回は王寺まで走りきりたいので、登りは無理せず歩いて上ります。まつかぜの道に入ると、微妙なアップダウンはあるものの、ほぼフラットになるので、ゆっくりと走ると飯盛霊園です。

 飯盛霊園の自販機でデカビタを補充し、先を急ぎます。ここで、パラパラと雨が降り始めたかと思うと、一気に夕立のようなどしゃ降りになります。小雨であればシャワーラン気分で走るのですが、さすがにこの雨はどこかに退散しようと、前回日陰で休憩した高架下で雨宿りします。

突然、夕立のような大雨が・・・

 休憩もかねて補給などしながら雨が止むのを待っていると、15分くらいでほぼ雨があがりました。ロードの照り返し温度が下がり、結果的に恵みの雨になりました。

先週もここで休みました(笑) (中央のコンクリに腰かけてました)

 ロードを走って、室堂の林道から堂池に到着すると、やたら水量が多い。いつも走っているトレイルが水没しているような?感じで見えません。巻き道のようなトレイルが少し高台にあり、方向的にも良いように思って進むも途中からクモの巣だらけに。地図を見ると、かなりはずしている・・・。人があまり通っていないようですが、整備はされているので、どこに出るかの興味もあってそのまま進むことに。鉄塔が連続して現れ、火の用心の看板、独特の黒いプラスチックで整備された階段・・・、関電道のようです。相変わらずクモの巣だらけ、倒木もところどころありますが、良く整備されています。

飯盛中山という看板が・・・

 鉄塔の整備用の道かと思っていたら、「飯盛中山」という看板もあり、ハイカーさんも来るのかな・・・と思ったり。だんだん、登山道も怪しくなるのですが、最後に階段アトラクション登場。

突如現れた階段アトラクション
真ん中から見るとこんな感じ

 正直、地図を見ながら、土がけの記号が嫌な感じと思っていたのですが、崖が小さくなっている箇所にこのはしごをかけて通れるようになっていたようです。ありがたや。ここを過ぎると、ぐちょぐちょの湿地帯を通って、太成学院のグラウンドの横辺りのロードに出ました。やれやれ~(笑)

生駒~王寺( 今回の進歩(笑) )

 室池園地に入ると、フラットなハイキング道を進むと阪奈道路はすぐです。前回はここでグダグダでしたが、今回は曇りのせいかゆっくりなら進めそうです。ただ時間はロストのせいであまり変わらないくらい遅れています。ロードをなんとか走って灯籠ゲートに向かいます。

灯籠ゲート~生駒山頂~暗峠

 前回は灯籠ゲートから生駒駅方面に下りましたが、今回は生駒山頂を目指します。ので、灯籠ゲートから進むべく生駒山頂方面へ。

灯籠ゲートから生駒山頂方面へ

 灯籠ゲートからしばらくトレイルを進むと、再びボルダーに出ます。緩やかな登り区間ですが、歩いたり走ったりで進みながら、生駒縦走路の入り口を探します。

生駒ホルダーから縦走路への入り口

 ここからは、石畳の少し急なトレイルを登りきれば生駒山頂、もうすぐそこです。生駒山頂に出ると、コロナ禍でずっと休園と思っていた山上遊園地が、ガッツリ営業中。奈良側に位置するので、知事さんのご意向で宣言が出ていないからでしょうか。

 賑わう山上遊園地を見ていると、コロナは大丈夫かという気持ちの反面、せっかくの夏休みに子供さん達が楽しそうにする姿はやっぱりいいなと感じます。一方で山上遊園地が賑わっているからこそ、汗ビショのおっさんの異常さが目立ちます(笑) このとき、もうランパンも絞らないと汗が流れるような状態でしたから、浮きまくりです。

ファミリーで賑わう生駒山上遊園地

 賑わう生駒山上遊園地を後にして暗峠方面へのトレイルを下ります。信貴スカイラインを横切った展望台から大阪の景色を眺めます。いつ来ても、ここは少し、気持ちいい景色ですね。(ちなみに、この展望台の駐車場に自販機があります。)

信貴スカイラインの展望台から

 展望台から暗峠方面の下りだけ、少しだけテクニカルなトレイルになります。滑りやすい岩が多いですが、やっぱり楽しいですね。勢いがつきすぎてスリップしないように、次々に足を出しているとあっというまに通過してしまいます。

暗峠茶屋すえひろさん付近(いわゆる酷道ですね)

ぼくらの広場~十三峠

 暗峠からそのまま鳴川峠に向かおうと思うも、やっぱり「ぼくらの広場」はすぐ横を通るから行っておかねばと立ち寄ります。

ぼくらの広場からの景色

 比較的人も少なく、のんびりしたぼくらの広場の景色、本当はこんなところでゆっくりしてもいいなと思いつつ、先を急ぎます・・・が、こんなところでまさかの、ロスト(笑)

森のレストハウスに着きました(笑)

 直進を誤って右折、「森のレストハウス」に行ってしまう。ここ、初めて来ました。図書館の学習室のような(たぶんエアコンはない?)感じの休憩室で出入り自由でした。急いで縦走路に復帰しますが、ここでまさかの更にもう一度ロスト(笑)

 いや、ここ、何回来てるねんというところなのに、縦走路の看板の横の道を入って変な信貴スカイライン上の駐車場に到着。スカイラインの反対側にトレイルの入り口が見えたので、同じ方向に向かうかもと思い入ってみるも、本日2度目の関電道の気配。案の定、鉄塔に行き着く。先にトレイルは繋がっているが、踏み跡も薄いし、方向も少しずれぎみなので、諦めて引き返す。がっつり、ぼくらの広場の近くまでまた戻る。何やってんだか(笑)

 引き返して、鳴川峠まではひたすら下り基調のトレイルであっという間に到着。逆にロストでうろうろしいてたのが、本当にバカらしくなります。

鳴川峠右手階段を上がると生駒縦走路 十三峠方面

 鳴川峠から、左手のトンネルを降りると、走りやすいトレイルを経て千光寺に出て、東山駅まですぐ。音の花温泉の誘惑が不意に頭をもたげます。が、それをふりきって、今日は王寺でさくら湯にゆくんだと、右手の階段から先へ進みます。この辺り、キノコ型のシェルターがたくさん登場します。ちょっと古くて通常では入りたくない感じですが、夕立&雷なんかだと、入っちゃいますよね。

キノコシェルター

 生駒山頂から高安山までの生駒縦走路は下り基調で一気に走るだけ~という印象でしたが、疲れて走ると、鳴川峠~十三峠までは、まぁまぁ登りも多い(笑) がっつり登りはないものの、小さな登り下りの繰り返しで、登りは歩きで進みます。

十三峠のお地蔵様

信貴山・王寺(ゴール)

 十三峠と高安山の間は、私はトレイル脇の草が伸び伸びの印象で、かき分けながら進む印象があります。まぁ、草が延びてるだけで、足元のトレイルはありますし、距離も30~40mぐらいですので、さほど苦にはなりません。(ただ、後で見ると、引っ付き虫がいっぱいでしたが)

両脇の草が背丈くらいのびて、トレイルはこんな感じ

 1ヶ月くらい前に来たときは、信貴スカイライン沿いも含めて、かき分けないといけないところが多かったですが、今回は信貴スカ沿いは草刈り完了で、信貴スカから外れる4、5箇所ぐらいで、草かき分けポイントがありました。

 高安山を過ぎると一旦下りのトレイルを経て、最後は信貴山山頂に超急登のコンクリ道を進みます。約200m程度でしょうか、最後の踏ん張りで登りきると、神社から大阪を見下ろす景色が広がります。

信貴山山頂の神社より

 そこから少し下ると、朝護孫子寺の本堂です。

お寺の本堂からは奈良方面の景色

 ここまでくれば、もうゴールまではロードの下りのみ。なんとか今回はゴールまで到着できそうです。

朝護孫子寺でお決まりの構図で

 虎の人形と本堂を入れたお決まりの構図で写真を撮って、仁王門を通過すると、ロードを一気に下ります。

仁王門にて

 仁王門前は、門前町のような感じになっていて、あまりもうお店はないようですが、自販機などはいくつもありました。そこからバスターミナルへ真っ直ぐと下ります。

バスターミナルの裏にあるハイキング道入り口

 バスターミナルの裏側に、ケーブル跡ハイキング道入り口があります。ケーブル跡なので、ひたすら直線のまぁまぁキツめの下りで、ここを下ればあっという間に信貴山口の駅付近まで到着します。下りのロードなので30分くらいでいけるかなぁ~と思ってましたが、走ってる時間は15分くらいでついちゃいます。とにかく、ひたすら下りのロードですから。

さくら湯さんに到着

 ほどなく、さくら湯さんに到着し、今回は無事、王寺まで通して走ることができました。とはいえ、大して暑くもない中、累積標高も2,000ちょいしかないことを思うと、100マイルなんか到底無理やなという感じです。距離で1/3くらい、累積なんか1/5くらい?かもしれません。

 湯船につかりながら、本当にマイルレースなら、ここからヘッデン準備してナイトパートを一晩走ってから、朝に日が開けてからも走るんやな~と想像しただけで、ぞっとしてしまうのでした。

近鉄王寺駅西口前のビアカウンター ちょこっと

 駅に帰り際、いつものちょこっとさんを暖簾の下から覗くと、まぁまぁの満席な感じ。もともと、今日はさすがにコロナで飲みには行けないなと思っていたのでスルーして駅に向かう。しばらくコロナは大変な期間が続きそうで、また、ここで楽しく飲めたらなぁ~と思いつつ帰宅しました。

 今回も最後まで読んでいただき有り難うございました。(次回の縦走未遂(笑)の記事は下記からお読み頂けます)

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