カラハッソウ谷とトップリ尾をたっぷり堪能トレラン

トレラン練習

 先週に引き続き吉野へ。といっても、今回はユルユルのほぼ歩きのハイキングでカラハッソウ谷とトップリ尾を楽しんできました。ただし、いずれのルートも不明瞭な箇所も多く一部に崩落箇所などもあるため、しっかりとした準備と経験者との同行が必要です。

コース概要

目印ないですが、栃尾辻・弥山辺りから位置を確認くださいw

 行った日: 2022年8月12日 7:30~15:00 約8時間30分
 行った人: パイセン、ユキティー、シロちゃん、グッちゃん、デミ、ウエッチ
 距離など: 21.2km、累積標高 1500m

  ※地図には掲載されておらず、踏み跡も無い箇所も多く自らルート探しできる経験と準備が必要
  ※カラハッソウ谷の水場以外は水場無く、しっかり補給が必要
   (但し弥山小屋では補給可能ですがコースが長くなります)

湯ノ又からカラハッソウ谷

 湯ノ又辺りの駐車スペースに車を置き、七面山登山口から登ります。今日はユルユルハイキングの予定、駐車スペースから緩やかな登りロードも誰一人走ろうとしないのんびりムードで今日もスタートです(笑)

登山までのロードを誰も走ろうとしない一行
登山口でいきなり渡渉、しっかり靴が濡れる

 車止めを過ぎるといきなり川の渡渉、靴を脱がない限り濡れずには渡れない絶妙な設定になっています。どうせそのうち乾くだろうと心を決めて、堂々と進みましょう!

林道のような登山道を進む

 しばらくはコンクリートの林道ですが、ガレた岩が多数落ちていて非常に走りづらい状態。それを言い訳に、ガッツリ歩き倒します。

小一時間進んだところで登山口の標識
所々で崩落あり、慎重に進む

 所々に崩落箇所があります。崩落箇所はかなり多いですが、ほとんどは難しくはありません。ただ、3~4箇所くらいでしょうか、少し慎重に下る必要のある箇所もあります。

崩落箇所がかなりあり、うち数箇所はやや危険

 水場は、①林道の最初の方で、山側から滝状に水が流れている箇所、②中盤あたりの砂防フェンス(写真)を越えるところ(この日はフェンス際のみ)、③カラハッソウ谷を登り詰めた上流部分(今回はよらず)の3箇所くらいでしょうか。完全に枯れることはないように思いますが、この日はかなり流れが細い感じだったので、雨が少ない時は微妙かもしれません。

この日は水が枯れ気味、砂防フェンス際に水場を発見
フェンス脇の水場、補給します

 トレイルはカラハッソウ谷を左手に見ながら並行して進む状態となり、谷に下りれる所から谷に降りて、谷沿いを遡上することとなります。

沢を左手に降り口を探す
カラハッソウ谷に下りて、谷を登ります

 カラハッソウ谷は写真の通りの岩々の谷で特にルートは決まってないので、「こっちが楽だ」とか言いながら登ります。

カラハッソウ谷の上部から再び登山道へ

 カラハッソウ谷の上部に近付くと、登り詰めきらずに右のトレイルに戻ります。

登山道をしばらく進むとシダの急登に

 トレイルに戻ると、何となくルートっぽい踏み跡はありますが、次第に分からなくなり、シダの急登を登る頃には適当モードになります(笑) とはいえ、草の下は岩場だったりするので、コースを見定めながら、慎重に上ります。

草原を尾根に向かう
トリカブトが所々に咲いてます

 トリカブトが所々に咲く「草原、時々、岩々」のトレイルをひたすら進むと次第に尾根筋が近付きます。

所々にガレた岩場、滑りやすく歩きにくい
上部の樹林帯を抜ければ奥駈道の尾根筋に出ます

 「草原、時々、イワイワ」を繰り返しながら登り続けると、尾根手前の樹林帯が見えます。これを抜ければ尾根ですが、急登で小雨もパラつくこの日は足元も滑りやすく、意外とてこづります。引き続き、たまに踏み跡もあるけど、ほぼルートは不明な状態です。

登ってきた後ろを振り返る
最後の急登、たまに踏み跡もあるが、ほぼ登山道はないに近い

 「ここが通りやすい」、「ここ、イワイワであかんわ、右から回った方がええわ」などと声をかけ合いながら、尾根を目指します。

尾根筋に出ました(奥駈道です)

奥駈道(尾根)からトップリ尾分岐まで

 やっと尾根筋に出ました。奥駈道の弥山と楊枝の間くらいです。七面山から下りるか、トップリ尾から下りるかでしたが、私が行ったことのないトップリ尾をお願いしたので弥山方面に進むことに。

奥駈道を弥山方面へ
七面山のキティちゃん、右耳がガスってあまり見えないw

 途中、七面山方面はガスってましたが、ガスの切れ間からキティちゃん(猫耳)がうっすらと見えました。

五鈷峰への登り

 五鈷峰への急登の岩場を慎重に過ぎて進むと、明星ヶ岳です。時間的に、八経ヶ岳、弥山は厳しいので、明星ヶ岳山頂に登って降りることに。私は以前に来た時は山頂スルーでしたので初めての明星ヶ岳山頂でした。ただガスっていて、すぐ近くのはずの八経ヶ岳、弥山も真っ白で全く見えませんでした。

明星ヶ岳への登り
明星ヶ岳山頂はガスって八経ヶ岳、弥山も見えず
奥駈道と栃尾辻方面の分岐(今回は写真奥から出てきました)

 明星ヶ岳を過ぎると間も無く弥山辻(八経ヶ岳・弥山方面と栃尾辻方面との分岐)に到着。時間的に八経ヶ岳は諦めて下り方面に。

いつもの栃尾辻、川合方面への下り

 そういえば、先週もここ走ってたよね〜、と言いつつ今日はほぼ歩き(笑)

トップリ尾の取り付き辺り

トップリ尾分岐から登山口

トップリ尾への分岐

 トップリ尾のルートは、山と高原地図にも破線ですら載ってないのに立派な標識があり、Trailheadとか格好いい。けど、ルート不明瞭箇所多く、経験と準備が必要なルートです。

シダの小道を気持ち良く進む
倒木などでトレイル無くなる(笑)

 最初はシダの小道を機嫌よく進んでましたが、直ぐに倒木やなんやでルートが不明。たまにあるピンクや黄色のテープも、ルートを示すものなのかどうかわからない。しかも、足元は、かなりな急斜面のトラバースで倒木やガレた岩場。GPSや地図を見ながら、ルートの方向に何とか抜けると、緩斜面の自然林の綺麗なトレイルに。ただ、ルートは不明確も時々あるテープを探しながら進みます。

踏み跡ほぼなく、何となくルートっぽい所を進む
笹の尾根、再三、踏み跡が消えるがだいたいで進む
おー、トップリ尾(トップリ平?)が見えた〜

 こっちかなー、あっちかなーを繰り返しながら、笹のトレイルから草原になり、トップリ尾に到着。とっても綺麗〜!ただ、この季節、小バエが多くてちょっとムカつく〜。

踏み跡など無いので、トップリ尾へ一気に下る
ツリーオンツリーw
ホントに気持ち良いとこ、本当は休憩したいけどハエが多くて
下りてきたルートを振り返る、尾根はガスの中

 しばし、綺麗な景色を堪能し、写真など撮ったりしながら、小バエに追い立てられるようにトップリ尾を後にします。

トップリ尾の小ピークを越えると激下りが待ってますw
残り2.2kmの下り、激下りで意外と時間がかかります

 トップリ尾を過ぎると、登山口まで2.2kmの標識。ただ、激下りなので、ここからも簡単にはいかず、意外と時間がかかります。

急な下りを慎重に下ります
取り付きに下りてきました(写真奥から手前に下りてきました)

 2.2kmの下り、激坂あり、ガレガレ坂ありで、まぁまぁ時間がかかってやっと15:00過ぎに下山となりました。

湯ノ又に下ります
川で靴を洗います

 この日は、ヘルニアになる前の昨年秋頃に購入したHOKA Speed goat 4を初めて履きました。MontrailやAddidas 中心なので、これが初HOKAなんです。本当はKAMI 100で使おうと買ったのですが、1年近く家のクローゼットに眠ってました(笑) 結果、気になったサイズ感も大丈夫そうなので、UTMBのメインシューズに決定しました。

 その靴を川で靴を綺麗に洗った後は、全身ドボンで体もきれいにし、今回のユルユルなハイキングは終了となりました。ご一緒頂いた皆さん、たいへん楽しかったです、いつも有難うございます!

 今回も最後までお読み頂き有難うございました。

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