[大峯早駈] 大峯早駈周回(観音峰駐車場起点)トレラン (前編:洞川~ 小笹の宿まで)

トレラン練習

 週末どうしようなかぁと思ってたら、大峯早駈行きませんかとお誘い。天気も良さそうだし久しぶりに大峯にいくことに。ただ、最近はすっかり弱ってるので、大丈夫かなぁと思いながら。予定より大幅に時間はかかってしまったものの、お天気に恵まれて久々の大峯を堪能してきました。

コース基本情報

コース地図

【行程】
観音峰登山口駐車場~洞川温泉~女人結界門~洞辻茶屋~西の覗~山上ヶ岳~小笹の宿~行者還岳~弁天の森~聖宝の宿跡~弥山~八経ヶ岳~栃尾辻~川合~みたらい渓谷(白倉)~観音峰登山口駐車場

今回のコース概要(紀伊山地の表示辺りが弥山かな)

コース情報

【距離・時間等】 距離: 45.5km、累積標高: 2,697m、時間: 11時間48分(笑)
【行った日】 2021年8月28日(土) 5:00~
【走った人】 パイセン、みっちゃん、じゃじゃ、うえっち

観音峰登山口駐車場~洞川茶屋

 集合は朝5時、観音峰登山口駐車場。無料の駐車場で、ゴール後には駐車場横のみたらい渓谷の冷たく綺麗な川にドボンできるのが魅力です。当日の集合は、私が時間丁度くらいの到着となり、準備などで少し待ってもらって、結局 5:15頃の出発になりました。まずはみたらい渓谷の遊歩道を洞川温泉まで向かいます。

みたらい温泉の民宿街の入り口付近

 温泉街のロードを真っ直ぐ進んでも、清浄大橋から女人結界門に行けますが、今回はトレイルから「かじかの滝」を通っていくことにします。

トレイルの入り口付近、澄んだ川にいくつか洞窟があります

 洞窟の1つは、有料ですが中に入ることができます。今回は入りませんでしたが、以前に、洞窟の前の小屋でお金を払い、懐中電灯をお借りして洞窟探検をしたことがあります。とはいえ、すごく深いわけではないので、10~15分程度で回ることができたと思います。

小屋でお金を払って洞窟に入ることができます

 川の水は凄く澄んでいて、エメラルドグリーンです。かじかの滝の美しさにテンションが上がりながら、女人結界門へ進みます。

かじかの滝を左手にみつつ、トレイルを進みます

 トレイルは、清浄大橋と女人結界門の間くらいのところに出てきます。トイレや水の補給が必要であれば、ロードに一旦出ると、駐車場や売店、公衆トイレがあります。一旦、清浄大橋を渡ってロードで準備を済ませてから戻ることになります。

清浄大橋を渡り、女人結界門へ
女人結界門

 女人結界門からは、しばらく登りが続きます。洞辻茶屋まで、走る元気はないですが、なんやかんやと話をしながら、ほとんど歩きで進みます。

洞辻茶屋に到着

 天気予報では、ほぼ晴れの予定ですが、朝の時間が早いせいか、かなりガスっています。登りで汗はかなりかいていますが、風は冷んやりとして丁度心地よいくらいです。8月ですので、寒いということはありません。洞辻茶屋は通りすぎて、花丑出店で休憩をとり、補給などを行うことにします。

花丑出店に到着

 泥辻茶屋から花丑出店までは5分くらいでしょうか。こちらの店の裏手にトイレがあるので、こちらで休憩することが多いです。(トイレは小の便器しかなかったような)

花丑出店の中の様子

 私は、あまり昼間に花丑出店を通ったことがない(記憶がない)ので知らないのですが、昼間は店が開いていて、お茶が飲めたり、カップヌードルなどの軽食も販売されているそうです。(そういえば、以前に、お茶をごちそうになった記憶がうっすらあります)

西の覗き~山上ヶ岳(大峯山寺)

大峯山 等覚門

 花丑出店からは、大きな登り・下りもなく、ほぼフラットなトレイル(但し、滑りやすい岩場などあります)で、西の覗きを経て山上ヶ岳に向かいます。

西の覗に到着
ただの岩? 西の覗きはガスって真っ白でした

 西の覗きから少し岩場を下ると、分岐に出ます。左右、どちらからでも大峯山寺に着きますが、左からが近いです。夜やガスで視界がない時は、ついつい道なりの右側に向かってしまい、なんか階段長いなぁ、、、になってしまいます。(あまり大差はないのですが)

大峯山寺前の分岐、どちらも宿坊を経て大峯山寺に着きますが、左がやや近い

 西の覗きを過ぎた辺りから、次第にガスが晴れだし、日が差し出しました。大峯山寺の歴史を感じる荘厳な雰囲気とあいまって、山門から参道の階段が非常に美しく見えます。

山門前の階段を進んでいると日が差して緑が美しい
身口意三業を整え参入召されよ

 山門入り口に「身口意三業を整え参入召されよ」の看板があります。行い、言動、考え・意識が欲や自己中心でなく思いやりがあるかなど、反省・意識して入りなさいという感じでしょうか。勉強不足で理解は不十分かもしれませんが、普段は欲にまみれている私も、何となく厳かな気持ちで進みます。

大峯山寺の山門

 かなり険しい山を進んできて、この山門を見ると、どうやって作ったんだろうと思います。柱もかなり太く、下から持ち上げたのか、現地で切り出して製材したのか。ヘリコプターなどまだない時代でしょうし、このでかさはヘリでは上がらないようにも思われます。

階段を上りきった左手の建物が大峯山寺

 階段を上りきれば大峯山寺です。上の写真で、階段の上の左手の建物ですが、ちゃんと写真撮るのを忘れてました。また、大峯山寺の向かい側へ少し上ったところに山上ヶ岳のピークがあります。笹林の少し広い場所があるのですが、なぜか、山上お花畑と呼ばれています。お花はないですが(笑)

~ 小笹の宿

 今回は先を急ぐので(加えて、ピークにはあまり何もないので)、山上ヶ岳のピークにはよらず、小笹の宿方面に進みます。

小笹の宿に向かうトレイル

 山上ヶ岳(大峯山寺)までは岩々しいトレイルでしたが、ここからはブナの天然林の間で、笹の中のトレイルを進みます。とても美しいトレイルなんですが、実は笹の中に木の根や岩が隠れていたり、朝は笹についた朝露で靴がぐちょぐちょになったりする、気を許せないトレイルでもあります。

小笹の宿が近づくと、森が深く、苔が多くなります

 小笹の宿付近は、大峯奥駈道のなかでも、かなり美しいパートだと思います。1本1本の木が太く、森が一気に深くなるように感じます。また足元も苔などで緑深くなり、トトロの森?もののけ姫の森?のような雰囲気になります。

小笹の宿付近

 小笹の宿は、避難小屋がありますし、その前に広い平地があるのでテント泊もできます。また、大峯奥駈道のなかでは貴重な水場です。他の水場は、天候次第で枯れている場合もありますが、小笹の宿は今までに枯れているのは見たことがなく、いつも安定して水が流れています。

小笹の宿の様子
ぶれてますが、小笹の宿の水場

 小笹の宿を過ぎると、次の水場は行者還岳ですが、ここ最近は水が出ていないことが多いです。行者還の水場が期待できないため、その次はもう弥山になってしまいます。(弥山に水場はないですが、弥山小屋にて購入可能です。水は100円/Lでした。ただし、時間帯によっては小屋の方がおられない場合もあるようです。)ので、ここでしっかり水の補給が必要です。人によって摂取量も異なりますし、気温によっても差はありますが、夏であれば1.5L程度は持った方が安心な気がします。

前編はここまでとして、続きは後編で。今回も最後までお読みいただき有り難うございました。
後編のつもりが3回連載となってしまい、次の中編は下記からご覧になって頂けます。

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