はじめに
いろんな方から、「もうブログやめたん?」とか「gogotrailって終わったん?」とか、最近は話題にもされなくなったgogotrail、お久しぶりです!終わってませんよ、たぶん。ただ、、全く、トレイルに行けていないnonotrail な生活を送っておりました。きっかけは先の書き込みにあった大台ヶ原での転倒でした。やはり左足小指が骨折していたようで、日常生活には比較的すぐ戻れたのですが力をかけて走れるようになるのに2ヶ月くらい結局かかってしまいました。
そのあとも、仕事の関係でなかなか走る時間がとれなかったり、やっと復帰かという頃にぎっくり腰からヘルニアの展開で、6月中は一時期、寝たきり生活を送っていました。走れなかった期間の話も、それなりにいろいろあるのですが、書き出すと長くなって、nonotrailになってしまうので、まずは復帰のご連絡から。
この週末に整形外科の先生にヘルニアのブロック注射を打ってもらい、痺れ・疼きはあるものの少し和らいだので、二上山徘徊に行ってきました。先生には、マラソンはまだダメだけど、散歩や日常生活は積極的にやったらいいということで、二上山に散歩に行くことに。
実は、今年のUTMB参加資格があり、2か月前の現時点でまだヘルニアの痛みがある現状から、かなり絶望的な状況ではあるのですが、7月に少しトレイルに入れれば、まだワンチャン、可能性があるかなと諦めていない状況。極めて可能性の低いUTMB 完走に向けたリハビリ日記にもなっています(苦笑)
二上山について
二上山は私の家から走っても行ける近い山ですが、意外と行かないです。以前は矢田丘陵のような走れる山(丘)の方が距離も出て楽しく感じていたためです。二上山はたいした高さでもないのに登りが苦しいわりに、登ると下りるしかないので、正直しんどい印象だけでした。
ただ、ヘルニアで走れない今、歩いて登り降りできる近くの山で危険も少ないので、リハビリにはぴったりです。今回は、屯鶴峯のダイトレスタート地点から雌山に登り、竹之内峠側に下り、再び岩屋に登り返して祐泉寺に下り、馬の背に登り返して、雄山に登り二上山駅方面に下りるという徘徊ルート。文字で書いてもわからんですね(笑)。地図をご覧ください。
約3時間で、約12km・累積約1000mというお散歩ですが、足の痺れ・痛みで歩けない今の私には精一杯でした。

屯鶴峯から出発
二上山徘徊なのでスタートはどこでも良かったので、二上パークとか竹之内峠も考えたのですが、久しぶりの二上山は屯鶴峯の起点からスタートしました。バイクで屯鶴峯の駐車場へ。車6台くらいでしょうか、満車になっているのは見たことがありません。
綺麗なトイレがあります。手洗水は水道と思われ、飲めると思います。(たぶん。私は飲んだことはありません)

スタートは 家の都合などもあり、夕方近い15:00すぎ。まぁ、この足じゃ大して動けないので、日没までの3時間程度で活動できれば、暑さ慣れにもちょうど良いかなぐらいで向かいます。ただし、ヘルニア患者ですので、折り畳みトレッキングポールからヘッデン、トレントフライヤー、テーピングやロキソニンなど、フル装備で向かいます(笑)

屯鶴峯もせっかくなので一目覗いて、安定の石灰岩を確認し、先を急ぎます。とはいえ、せっかく屯鶴峯に来れば、一応、お約束のダイトレの起点石を撮っておこうと探します。入り口の看板辺りにあったのにない?しばしうろうろして、笹の中に発見。

この季節、あまり花がない季節ですが、屯鶴峯の歩道に咲いていたアザミに見送られ、アザミ嬢のララバイを口ずさみながら二上山とりつきに向かいます。

屯鶴峯からダイトレの二上山取り付きは、ロードを西に500Mくらいでしょうか。いつも庭でワンチャンを放し飼いにされている家で吠えられまくる印象でしたが、ここ最近は永らく吠えられることがなくなり少し寂しいなぁと思いつつ、二上山登りに入ります。

登り始めると、かなりの急登で始まり、汗が吹き出します。今回、ヘルニア患者は、この季節の快晴の二上山ハイキングとは思えぬ重装備で入っていましたが、、、久しぶりの山で大事な忘れ物。虫除けスプレーを忘れました。家にハッカ油を薄めたスプレーがあったのに、、、と思いながら、手で虫を払い除けながら上ります。

ところどころ、お手製の展望休憩所があります。ただ、多くの場所は、草や木が生い茂って、ほぼ展望がない状態でしたが。上の展望台の写真は、比較的新しい休憩所に見えましたが、座ると目の前はほぼ笹しかみえません(笑)
馬の背、岩屋付近

走れないので全て歩きですが、それでもすっかり汗びっしょりで、雄岳と雌岳の間の尾根に到着。雌岳の下辺りに展望台があるので、とりあえず、お登りします。

展望台からは、主に大阪方面(河内方面)が一望、非常に綺麗です。いや、久々の山、やっぱりいいなぁと思います。(いや、二上山を歩いて登っただけなんですけど。)

今回、二上山でもう一つの楽しみだったのが、岩屋付近の紫陽花です。紫陽花といえばボルダーとか矢田寺とかいろいろありますが、岩屋付近も本数はかなりあるんですよね。ただ、自然任せなので、剪定などの管理がされておらず、咲いていても、正直、映えないんですよね。ただ、それがまた個人的には好きだったりします。

馬の背のダイトレ脇にもちらほらと紫陽花が出現。そんなに「バエる」訳ではないのですが、個人的にはこんな雰囲気が大好きです。時期的には、少し早いのかな、という感じでした。

雌岳はすぐ近くなので、とりあえず上っておきます。奈良方面が一望できまます。とはいえ、時間がないので、岩屋方面に急いで下ります。

二上山の岩屋の話をすると、「あー、木の下をくぐるところでしょ」という反応がありますが、あの杉の木は「岩屋杉」で、「岩屋」はその横にあります。岩を掘られた穴の中に、石のモニュメント的なものがあるのですが、詳細はよくわかりません。興味のある方、各自、ググってください(笑)

岩屋から竹之内峠方面に下るところは、紫陽花の群生があります。とはいえ、先に書いたように野生で放置状態で、凄くきれいに咲いているというわけではないのですが、自然な感じできれいです。

岩屋の紫陽花を楽しみながら、竹之内峠方面に下ります。トレイル付近にも紫陽花があったりしてきれいです。きちんと管理された紫陽花園も圧巻な美しさもありますが、自然任せの紫陽花もなかなかいいものです。

竹之内峠~祐泉寺~雄山
紫陽花を楽しんだあと、水の補給もあるので、竹之内峠の万葉の森方面に下ります。途中からは、コンクリ道の劇下りになります。ダイトレのレースに出られた方はご存じのコースです。万葉の森の駐車場横にはコカ・コーラの自販機があり、以前は500mlのコーラのペットボトルがあったのですが、今はちびコーラしかありませんでした。仕方がないので、 リアルゴールドの500mlペットボトルを購入、竹之内峠から岩屋へのダイトレコース登り口に向かいます。

万葉の森からロードの歩道に沿ってピークを少し東側に越えた辺りに二上山への登り口があります。元々、少しわかりづらい印象はあったのですが、この季節草が生えて、これ?と悩んじゃう感じでしたが、、、これでした。ただ、草は50mくらいで、すぐに良いトレイルになるので大丈夫です。
いつもは二上山から葛城山に向かうので逆向きで下り基調ですが、今回は登りです。ただ、大した距離・標高もなく、気持ちの良いトレイルを楽しむと、ほどなく岩屋付近に戻って祐泉寺へ下りる分岐にでます。

祐泉寺への下りは川沿いの、少し岩っぽいトレイルですが、決して難しくない気持ちよく走れるトレイルです。ヘルニア患者も、足が痛いのに、ついつい小走りになってしまいます。ここは、ダイトレチャレンジの大会では、最初の登りで渋滞するところですが、下りでは一瞬で終わります。なお、このトレイルの途中に2箇所(だいたい、ちょうど1/3ずつの位置でしょうか)、水場があります。二上山はロードや駐車場に下りれば自販機がどこにでもありますが、トレイル中の水場は貴重です。次回から徘徊コースにうまくこの水場を織り混ぜようと思っています。

祐泉寺まで下りると、すぐ北側から馬の背に登る登山道があります。(ちょうど、祐泉寺の南側から入る登山道と、北側から入る登山道という感じです。)北側の登山道の最初の部分は、川沿いの岩場で雨の日などは少し慎重に進む必要があります。とはいえ、幅も広く、さほど滑るわけでもなく、区間も短いので、初心者でも全く問題ありません。
祐泉寺は二上山の中腹にあるので、下まで下りきっているわけではないので、頑張って登るとあっという間に馬の背につきます。その名の通り、雌岳と雄岳の間の鞍状部になります。ここには綺麗なトイレがありますが、自販機などはありません。

トイレの右の階段を登ると雌岳まで10分もかからないでしょうか。右側に売店のような小屋があるのですが、昔は開いていたのかもしれませんが、私は開いているところは見たことがありません。もしかしたら、資材置き場などかもしれませn。

さて、すでに雌岳は登ったので、雄岳に向かうことにします。走れない状況で、今日は雄岳から二上山駅方面に下りてロードで屯鶴峯方面に行こうと、残りのルートを決定します。

雄岳山頂横には葛木二上神社があります。元々は、二上山の山自体をご神体とする山岳信仰で、雄岳・雌岳に男神・女神をそれぞれ祀ったといわれているようですが、今は雌岳に神社はなく、雄岳にのみ神社があります。(少し前まで、ここを通過するのにお金が必要だった記憶があるのですが、今はなくなっていました。)
葛木二上神社から少し下ったところに、大津皇子の墓があります。(写真はありません)きちんと、宮内庁管理のお墓が、トレイルのすぐ横にあるのを今回はじめて知りました。

さて、あとは下るだけです。ヘルニア患者も、なんとなく下りの走りやすいトレイルが出てくると、テンションが上がって早足になってしまいます。不思議と、痛みも少しましになったり。結局、軽く走る感じで一気にロードまで下りきり、ロード(いわゆる、山麓線)をぼちぼちと屯鶴峯の駐車場まで戻りました。
暑いのと、練習不足で全然動けてないのですが、やっぱり山はいいなぁと思えました。ただ、夜には少しヘルニアが痛みを増してまして、とりあえず、ロキソニンを飲んだのでした。
最後までお読みいただき有り難うございました。ぼちぼち、トレイルも行きたいと思ってますし、UTMBも数%のごくわずかな可能性を諦めてはいません。また、ブログもぼちぼち更新させていただきます。