[レース] 2021 OSJ KAMI 100 にエントリーしてしまいました

レース

 以前はマラソンシーズンが始まるまでの夏~初秋にかけては、トレイルランニングのレースに多く参加していました。ところが、数年前にヘルニアを患って1年間はすっかり走れず、その後も仕事が忙しかったり、コロナ禍でレースどころではなかったりして、近年は全くトレランレースには出ていません。UTMFの申し込みも、「ただし最低1レースはエントリー開始日の1年前から前日までに・・・」という条件で参加資格を満たせていませんでした。

 ポイントをとるためにレースに出るのは、トレラン業界のあまり良くない仕組みと思うのですが、久しぶりにレースの雰囲気も感じないとホントにジョギングおじさんになっちゃいそうですし、やはりポイントも一応確保しておきたいと思いながら、OSJのページを見ていると、、、関西在住の私にはよさげなレースを見つけました、その名も、

  OSJ Trail Running Race Series 2021 Round 11   OSJ KAMI 100

 今年から新たに開催されるレースですので、不明点も多いですが、11月であればコロナ禍もワクチン接種率向上で落ち着く期待もありますし、私がエントリーするに至った経過も含め、大会概要からわかる内容をご紹介いたします。

OSJ KAMI 100 って、どんなレース?

レース概要

 従来のOSJ 氷ノ山山系トレイルレースが100kmレースとして模様替えしたようです。

 日時:  2021年11月5日(金)前日受付、6日~7 日レース
 距離:  ① 100K (約112km, 累積標高 約5,280m) ② 37K (約37km, 累積標高 1,763m)
 参加費: 100K: 16,000円、37K: 7,000円
 開催地: 兵庫県美方郡香美町

OSJ KAMI 100 | OSJ TRAIL RUNNING RACE SERIES-POWER SPORTS

レースコース

 コースは、鉢伏山(1,222m)と、十石山(870m)の周回の間の尾根筋を瀞川山(1,039m)を介して繋いでいるコースを3周です。標高差から見ると、鉢伏山への登り、兎和野高原から十石山・瀞川山への登りの2箇所を除いては、かなり走らされるコースと思われます。

KAMI 100 レースコース(1周)

特徴(私が興味を持った点)

関西人には近い

 最初に「KAMI 100」と見たとき、「KOUMI 100 」かと思いました。が、良く見ると「KAMI」。それって、香美町?ハチ北の?と思いました。実は、関西の大きなトレイルレースは少なくて、比叡山インターナショナルや弘法トレイル、ダイトレチャレンジ登山など。ITRAポイントが付与されるといえば、比叡山くらいでしょうか。(滋賀まで入れるとフェアリーとかありますけど。あと2020年はくろんど輪舞曲がありましたね。) 

 私は過去に、みかた残酷マラソンや、村岡ダブルフルなどに参加しているので、ハチ北や香美町などには馴染みがあり、また高速で行けば比較的短時間(奈良からでも3時間程度)で行けるのです。村岡ダブルフルは、夜に出発して道の駅で仮眠して120km走ってそのまま車で帰宅という強行軍をしたこともあります。いずれにしても100km クラスの大会が関西であるのは有りがたいのです。

参加費用が比較的安い

 まぁ、これは、コースによってレース運営にかかる費用もずいぶん異なるでしょうし、参加人数、地元の協力体制、加えて提供されるサービスの質など一概には安いとか高いとか言えないと思います。また、総じて、OSJのレースのエイドの内容には、いろんな意見があります。今回のKAMI100も、「エイドステーション(給水)」と書かれていて、食料についてはないと思った方が良いかなと思っています。

 それを承知で費用だけ見ますと、100km以上の国内大会では、

   ・UTMF (100マイル)    36,000円
   ・信越五岳 (110km)    27,000円
   ・上州武尊スカイビュートレイル(140km)    33,000円

など、3万円前後となっているのに対し、KAMI100は 16,000円 です。周回コースであることも運営のしやすさになっているでしょうし、エイドも最低限としているといったこともあると思いますが、お財布に優しいといえると思います。

ITRAポイント

 これについては、大会要項などに一切記載されていませんので、あくまで予想、可能性が高いということで記載します。OSJのレースは基本的にITRAにポイント申請されると思われます。2021年度は延期や中止が相次ぎ、申請実績は不明ですが、2020年度では奄美ジャングルトレイル50km(2pt)、安達太良山50km(3pt)、KOUMI100(6pt)などは申請されているので、今回新設されるKAMI 100も申請される可能性が非常に高いと予想しています。(あくまで予想です)

事務局に問合わせたところ、「申請予定だが、何ポイントかは申請後にITRAによって決定される」とのことでしたので申請はされるようです。

 その場合、気になるポイントはいくらになるでしょうか。単純に距離112kmと、1周の累積標高の約3倍にあたる5,280mを累積標高とすると、ポイント算出の元になる Km Effortの値は、

  112 + 5,280 / 100 ≒ 164 [Km Effort]

 ITRAのレースカテゴリー、および、ポイントと、Km Effortの関係は下表の通りですが、これをベースに、山岳度と完走難易度の2つの指標を加味して計算されるとのことです。山岳度は登り・下りの割合などから、完走難易度は制限時間近辺の完走者のITRAスコアをもとに、それぞれ算出されるとのことです。この辺り、ITRAのwebサイトを調べても明確には記載されているページが見つかりませんでした。FAQなども一通り探したのですが、、、ITRAのページってリニューアルしてから重くてわかりにくくなったように感じています。いずれにしても、申請してみないとわからない、ということのようです。

カテゴリーITRA ポイントKm Effort 値優勝者のタイム(概算)
XXS 00 – 241h
XS 125 – 441h30 – 2h30
S245 – 742h30 – 5h
M375 – 1145h – 8h
L4115 – 1548h – 12h
XL5155 – 20912h – 17h
XXL6>= 210> 17h
Km EffortとITRAポイントの関係

 例えば、2020年度の夏に大阪で開催された「くろんど輪舞曲(ろんど)」は、「Osaka Natsunojin Kurondo Rondo」として、3つのカテゴリーが登録されていますが、

 ・Osaka Natsunojin Kurondo Rondo 180K (180.6km, 10,162mD+) 6pt
 ・Osaka Natsunojin Kurondo Rondo 120K (121.2km, 6,150mD+) 4pt
 ・Osaka Natsunojin Kurondo Rondo 60K (60.6km, 3,080mD+) 2pt

となってます。120kmと60Kmは、いずれも単純計算で決まるカテゴリーより1つ下のカテゴリーになっていることがわかります。

 今回のKAMI100ですが、距離のわりに累積標高が少な目で、林道の割合も高めの、走らせられる大会と思われ、おそらく5ptは難しいと思われます。4pt 予想で、あわよくば5ptもらえればラッキーといった感じで考えています。

アクセス、宿泊・温泉など

 スタート・フィニッシュはハチ北高原スキー場の駐車場となっています。なお、前日受け付けとなっていますので、基本的に前泊(金曜日の夜)は必須ですね。100Kmの場合、土曜日の朝9:00スタート、制限時間 25時間なので、日曜朝10:00が関門です。普通に考えれば、土曜日深夜(日曜日早朝)のゴールになるので、2泊とするかは微妙ですね。私はマイカーで参加して、車中泊で仮眠かと思います。

 その場合、公衆銭湯でさっぱりして帰宅したいところです。候補としては、

ハチ北温泉 湯治の郷 / Hachikita Hotspring
ハチ北温泉湯治の郷は、兵庫県北部に位置する温泉施設です。「山峡のいで湯」と称された温泉を心ゆくまでご堪能ください。

ですね。ただ、営業時間が 12:00 ~ 21:00 のため、ゴールが予想される深夜~早朝は利用できない可能性が高いです。ゴール後はお風呂が欠かせない!という方は、連泊して宿舎と相談された方が良いように思います。

気になること

これらについても大会事務局に問い合わせてみたのですが、現在調整中で決まり次第、HPにて案内する予定なので、しばらくお待ち下さいとのことでした。素直に案内を待ちましょう(笑)

ドロップバッグ

 いちばん気になるのは、ドロップバッグでしょうか。11月ということで、防寒具なども持てば、荷物がかさみますし、100km分の補給食というとかなりの重さになりそうです。エイドはOSJということで給水エイドと考えると、途中でドロップバッグから食料の補給をしたいと思っています。周回コースなので、途中の2回はスタート地点に戻るので、勝手にやれ的なシステムを期待しているのですが、大会要項には明確には記載されていいません。

風呂・後泊など

 全て車中泊ですませて、宿泊なしという手もないわけではないですが、やはり前日は宿泊施設でしっかり眠りたいと思っています。問題は後泊です。後泊をつけておけば、深夜に帰ってきても、宿のお風呂に入らせてもらえる可能性が高いと思っています。もし、早くゴールできれば、お風呂に入ってからゆっくり布団で眠ることができるかもしれません。

 一方、ゴールが遅れて関門近くになると、ゴールしてすぐにチェックアウト処理に向かうという自体も想定されます、全く部屋にも入っていないのに(笑)。(まぁ、ある程度、宿の方のご厚意を期待できるとは思いますが)終わってからは、基本、帰るだけなので、この辺りは検討が必要ですね。

 スタート・フィニッシュ会場から1km程度のところに、ハチ北温泉 湯治の郷という温泉施設があります。この温泉施設は620円で入浴可能ですが、前述の通り、12:00 – 21:00の営業です。制限時間ギリギリの場合は使えそうですが、そうでなければ、少し使えないですね。ただ、特別営業とかないかなぁと少し期待はしています。

 この辺りは、今後、新たな情報があれば追記したいと思います。
今回も最後までお読みいただき、有り難うございました。

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